当社の製品やサービスを利用する上で知っておくと為になる情報や、困ったときに役立つ情報を載せています。
PCに関するサポート情報
PCがフリーズして操作できなくなってしまった!
PCがフリーズして操作できなくなったとき、電源スイッチを長押しして強制シャットダウンを行う場合があります。しかし、強制シャットダウンを行うと、稀にOSが破損して起動できなくなることがあります。
「電源ボタンを押したときの動作」が設定されていれば、次のようにシャットダウンできます。
<操作手順と画面>
①電源スイッチを短く押すと、シャットダウンが開始されます。
②「プログラムが閉じられていません」と表示された場合は、「強制的にシャットダウン」をクリックし、つぎの画面で「はい」をクリックしてください。
「Windows エラー回復処理」という黒い画面が出た!
パソコンの電源を入れたまま長期稼動を続けると、システムがフリーズしてしまうことがあります。
このとき、電源ボタンの長押しで強制シャットダウンしかできないと、その後Windowsが通常起動せずにシステム回復オプションやブートオプションに入ることがあります。その場合の対処方法について紹介します。
Windowsエラー回復処理の画面が表示された場合は「Windows を通常起動する」をキーボードの十字キーを押して選択した後、Enterキーを入力します。何もキーを入力せずにいると、30秒程度で「スタートアップ修復の起動」が選択されますのでご注意ください。
通常起動を選択して、Windowsが正常に起動する場合、問題はありません。しかし、Windowsが起動せずに何度もこの画面が表示される場合は、何らかの原因でOSが壊れている可能性があります。
スタートアップ修復に入ってしまった場合は、画面内にある「×」や「←」等のボタンをクリックすることで再起動のウィンドウが表示され、「はい」をクリックすると再起動処理に入りますので改めて起動オプションの選択をお願いします。
また、Windowsのブートメニューとして下記のような画面が表示される場合があります。その場合も「Windowsを通常起動する」を選択することでWindowsの起動に入ります。
ディスプレイの左右が入れ替わってしまった!
デュアルディスプレイのシステムで、再起動などの後に左右の画面が入れ替わってしまうことがあります。画面を入れ替えようとしてディスプレイケーブルを逆に接続しても直らない場合や、ケーブルの抜き差しが難しい場合は、WINDOWSの設定で修正することができます。
1.最初にモニター設定が正しいか確認します。
マウスの動きが左画面から右画面、または右画面から左画面に正常に移動できるか確認します。(正常に移動できる場合は手順2に進みます。)
マウスの移動がおかしい場合は、WINDOWS上の画面の位置設定と実際のモニターの位置が合っていませんので、次の手順でWINDOWS上の画面の位置設定を変更します。
①アプリケーションを終了してから、デスクトップ上を右クリックして表示されるメニューで「画面の解像度」を選択すると設定画面が表示されます。
②識別ボタンをクリックするとモニターに番号が表示されます。設定画面上の番号の並びが違っているはずなので、モニターの番号と同じになるようにドラッグして移動させた後、適用ボタンをクリックします。
③もう一度、識別ボタンをクリックしてモニター上の数字と設定画面上の位置が合っていることを確認してから、次のメインディスプレイの設定を行ないます。
2.左右のどちらのモニターをメインディスプレイにするか設定します。
①「画面の解像度」の設定画面でメインにしたい画面を選択してから、「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れ、適用ボタンをクリックします。「このディスプレイが現在メインディスプレイです」と表示されている場合は、変更する必要はありません。
②適応ボタンをクリックすると設定が反映されます。
エクスプローラーアイコンがどこにあるのか分からない!
Windows10環境で全画面動作のアプリケーションを使っていると、デスクトップにあるエクスプローラアイコンがクリックできないケースがあります。その際は以下のどれかの方法で起動できます。
1.キーを押しながらキーを押す(ショートカットキー)
2.キー(スタートボタン)をクリックしてスタートメニューを出し、Wの項目から「Windowsシステムツール」をクリックし、その中から「エクスプローラー」を選択します。
3.キー(スタートボタン)をクリックしてスタートメニューを出し、アイコンをクリックします。
4.デスクトップにある「エクスプローラー」アイコンをクリックします。
マウスの矢印が丸いアイコンに変わってしまった!
「マウスのアイコンが変わってしまった」というお問い合わせをいただくことがあります。
これは、GoogleChromeの画面上で、マウスのホイールボタンを押し込むと発生し、下図のような丸いアイコンになります。ホイールをくるくると回しているうちにカチッと押してしまうことが多いようです。
なお、こちらの症状は当社システムの不具合ではなくGoogleChromeの仕様です。
マウスカーソルが変わってしまった場合は、マウスを動かさずに中央(マウスホイール)を直るまでダブルクリックや、マウスカーソルを動かし続けながら中央クリックをすることでアイコンが切り替わります。
Webブラウザに関するよくあるお問い合わせ
当社のクラウドシステムは、Google Chromeで運用していただいております。ブラウザ操作に関するものをいくつか紹介します。
①画面が急に小さくなった!/大きくなった!
キー操作やクリック操作でGoogle Chromeのズーム機能が働いているかもしれません。操作により復旧出来ます。
表示が100%ではない時、通常表示の際画面右上に虫めがねマークが出ます。
・キー操作で戻す場合(全画面表示/通常表示)
「Ctrl」&「+」キー同時押し → 画面拡大
「Ctrl」&「ー」キー同時押し → 画面縮小
・マウスクリックで戻す場合(通常表示のみ)
虫めがねマークをクリックすると拡大率が出ますので操作します。
「-」 → 画面縮小
「+」 → 画面拡大
「リセット」→ 100%にする
②ブラウザ起動時にGoogleという画面が出た!
ブラウザの機能追加があったり、画面上部のタブ画面の「+」をクリックするとGoogle Chromeの初期画面が出てきます。この画面は不要なので画面上部「新しいタブ」右側の「×」をクリックすると目的の画面だけになります。
(全画面表示になっている場合は「F11」キーを押すと、タブが見えるようになります。)
Windowsでの「シャットダウン」「再起動」の違いは?
ワークステーション、サーバーなどで動作に支障が起こると「再起動してください」「シャットダウンしてください」とお願いをすることがあります。
この「再起動」と「シャットダウン」の違いについて説明します。
※Windows7/Windows Server2008R2までの動作で記載しています。
※Windows8.1/Windows10/WindowsServer2012は記載と異なる場合がありますのでご注意ください。
・シャットダウン
電源を完全に切断する状態で終了します。再度電源を入れた際にはメモリチェック、BIOSの読み込み、RAIDのチェック、デバイスドライバの読み込みなどを行ってから起動します。
ハードウェアの追加、削除などを行った際にはシャットダウンされることをお勧めします。
・再起動
電源を切断せずにシステム停止→システム再起動を行います。メモリチェックやデバイスドライバの再読み込みなどの処理を省略しますので起動時間がシャットダウン→電源再投入よりは短くなります。
ソフトウェアの追加、削除などを行った際には再起動されることをお勧めします。
Windows10でのシャットダウン、再起動の挙動について
Windows10では以前のOSとはいくつか挙動が変わっております。動きがおかしいなどでパソコンの電源再起動を行うときは以下の方法で行ってください。
①シャットダウンではなく、原則「再起動」!
Windows10では起動時間を短くする目的で「高速スタートアップ」という機能が採用されています。高速スタートアップでは、シャットダウンを選択しても、各種設定や状態を保存します。不具合がある状態も保存されてしまうので、再度起動した時に正常に起動しなかったり、周辺機器が認識されなかったりします。
これに対し、再起動を行うと高速スタートアップ機能を使った設定保存が行われずに、起動が開始されます。コンピュータが不調で電源を入れなおす場合は必ず「再起動」を行ってください。
②シャットダウンする場合、完全なシャットダウンを!
上記①項に書かれている理由もあり再起動を行ったがまだ不調な場合もあります。どうしてもシャットダウンをしないといけない場合もあります。
その場合、「Shift」キーを押しながらシャットダウン操作を行ってください。一時的に高速スタートアップ機能を無効にしてシャットダウン処理を行うことができます。 これを「完全シャットダウン」といい、確実なシャットダウンが行えます。
IME辞書をPC間で移動するには?
代替PCの設置時、修理PCの返却時などに入替前のPCからユーザー辞書を移行するケースがあります。その際の作業方法です。
<入替前のPCでの操作>
1.PCのタスクバーにあるIMEツールバーで「ツール」アイコンをクリックし、メニューから「辞書ツール」を選択します。
2.辞書ツールが起動するので、「ツール」→「一覧の出力」を選択します。
3.出力先の指定画面が出るので、USBメモリ等を指定します。
ファイル名は「output1.txt」のままで良いです。
4.出力結果が出るので確認します。
<入替後のPCでの操作>
1.PCのタスクバーにあるIMEツールバーで「ツール」アイコンをクリックし、メニューから「辞書ツール」を選択します。
2.辞書ツールが起動するので、「ツール」→「テキストファイルからの登録」を選択します。
3.登録ファイルの指定画面が出るので、先ほど保存した「output1.txt」を指定します。
4.登録結果が出るので「終了」をクリックし、登録単語一覧が表示されますので確認してください。
NTKシステムで使われるモニターケーブル
当社のシステムで使用しているモニターケーブルは合計4種類あります。
違いについて、説明します。
アナログD-Subケーブル
パソコンとディスプレイをアナログ信号で接続します。古くから使用しているケーブルです。
デジタルDVIケーブル
パソコンとディスプレイをデジタル信号で接続します。 当社システムでは、デュアルディスプレイを利用するシステムなどで使用しています。コネクタ形状は、以下の5種類あります。
HDMIケーブル
主としてデジタル家電などで使用されるデジタル接続ケーブルです。映像だけでなく音声等も1本のケーブルで送受信できます。ノートPCにもコネクタのあるものが多いです。当社製品では、自動車学校関係のシステムに使用しています。
DisplayPort
パソコンと液晶ディスプレイを接続するデジタル接続ケーブルです。このケーブルも映像だけでなく音声も1本のケーブルで接続します。HDMIケーブルよりは高速ですが、普及率ではHDMIケーブルほどではありません。
GPS-AVMシステムで使用している最新のワークステーション(Express5800/53Xj)からモニター接続端子にこのDisplayPortが採用されており、変換アダプタでDVIケーブルに接続するようになっております。
「二重化サーバー」と「RAID1」の違いは?
似ているようですが、実は違います。
RAID1 | ハードディスクの二重化する方式。サーバーは1台。 |
サーバー二重化 | サーバーを2台設置して「マスター/スレーブ」で運用する方式。 |
・RAID1
1台の筐体に入っている2台のハードディスクに対して同じデータを書き込みます。
2台のハードディスクの中身が全く同じになるので「ミラーリング」とも呼ばれます。
2台のハードディスクの内容は同じなので1台が壊れても運用が可能な場合が多いです。
・サーバー二重化
同じ構成のサーバーを2台用意し、各ソフトウェアからの書き込みをマスター/スレーブ両方のサーバーに同時に行います。
ソフトウェアや運用方法により異なってきますが、データの読み込みや設定ファイルなどの情報はマスターサーバーにあるため、運用としてはマスターサーバーが主役となります。構成として同じサーバーなので、マスターが壊れた場合、スレーブをマスターに昇格させることで運用停止期間を短くすることができます。